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ペットショップ店員の責任

生体(というのは何か嫌なんですがペットショップではそう言う)を扱っているペットショップ店員の1日は、掃除で始まり掃除で終わると言っても過言ではありません。朝出勤してペットショップ開店前にするのは、勿論ケージの掃除です。どの動物を販売しているかでも変わってくるとは思いますが、多分これは、どのペットショップでも共通しているのではないでしょうか。


私の働いていたペットショップには、犬猫がいませんでした。何だか物足りないような気もしますが、まあ仕方ありません。当時の私は動物看護士の資格を取ったばかりで、特に犬猫の勉強がしたく、ペットショップで生き物を販売するということがどういう事なのか理解していませんでした。能天気なものです。相手にしているのは「命」あるもの。とてつもない責任が、私達にはかかっているのです。店員1人の判断が、ペットの行く末を決めてしまうのですから。


それは、ペットショップの掃除の時も同様です。ウチにはモルモットやハムスター、うさぎ、インコ類(コザクラやセキセイインコ)が居て、朝、ペットショップの全てのかごを洗います。想像できると思いますが、インコ類のかごをやる時には、特に慎重さが必要です。かごの下部分と上部分を分離させる時、彼等が飛び出さないように、素早く移動させなければいけません。かごの中の鳥は、外に出たくて仕方がないのです。常に隙を狙っています。慣れない羽で、ショップの中を飛び回っている間に捕獲できたなら良いのですが(いえ良くもないですが)、本当の「外」に出てしまったらもう助ける術はありません。テレビのニュースなどでたまに、インコが巨大な集団を作って生活している様子を放送していますが、どの地区にも存在しているわけではありません。


ペットショップでお客さまにペットを売るという行為にも、大きな責任が伴います。ペットは、買われた先で一生を過ごすことになります。ですが、ペットショップ店員側にはそのお客さまが飼い主として適切かどうか、判断する術はないのです。判断できても、「あなたには売れません」なんて事は言えません。これは、日本のペットショップが動物をまだまだ商品としてしか見ていない事が原因だと思います。飼い主の成育環境を確認してからペットを家族として迎え入れてもらう、そういうシステムを確立するべきではないでしょうか。

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