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ペットショップと競り市

多くのペットショップは、卸市場や競り市などから動物を入手します。競り市とは、いろいろな所から持ち込まれた動物たちが、ペットショップなどによって競り落とされるところです。ブリーダーが全国から集まり、子犬をかごに入れ、各地の仕入れ人が集結し、会場の中央のゲージに、かわるがわる子犬が入れられ、大勢の人がじっと見つめる中、競りにかけられていきます。多くの動物たちは、ダンボールで運び込まれてきます。その中には生まれつき病気を持った動物がいることもあるため、そのような病気はすぐに他の動物たちにも感染します。その為、卸市場などから来る動物には病気の可能性も考えられるのです。


ペットの感染症は、ウイルスが進入してから発症するまで時間がかかります。このようにペットが中間流通をいったりきたりしているうちに、感染症の発生源がどこなのか、ペット購入者の所に届いた時には特定不可能の状態になっています。対抗ワクチンが開発され、接種のしくみができているにもかかわらず、ペットが感染症で死亡するトラブルが絶えない理由はここにあるのです。


こういったペットの流通経路が確立されてしまったことは業者・販売者側の責任とも言えますが、ペットの生命に対して無責任な繁殖屋が産ませた子犬をみなさんが購入しないことが結果的に不幸な子犬の減少に繋がります。


競り市→中間業者→ペットショップ→中間業者→ペットショップと延々とたらい回しにされる子犬もいます。彼等は売れ残ると値下げされ、最後には殺されてしまうのです。何の罪もない生後まもない子犬が、こんな仕打ちをうけてよいのでしょうか。たとえ生き残ったとしても、抵抗力の弱い時期の子犬は、ウイルスに感染している可能性が高いのです。ここで取引される子犬の多くは生後40日前後の為、母犬からの移行抗体が切れ始めるもっともデリケートな時期なのです。仮にワクチンを打っていても、移行抗体のために、殆ど意味はなしていないでしょう。消費購買意欲を高める為には「小さくて「かわいい」が大事なのです。

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